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春風亭昇太『三宅マジック』で学んだ笑い 『熱海五郎一座』の座員経験が「僕の落語をうまくしてくれた」

2021年5月8日 05時00分

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新橋演舞場で行われる「熱海五郎一座」などについて話す春風亭昇太

新橋演舞場で行われる「熱海五郎一座」などについて話す春風亭昇太

  • 新橋演舞場で行われる「熱海五郎一座」などについて話す春風亭昇太
  • 出演する(前列左から)渡辺正行、横山由依、紅ゆずる、三宅裕司、(後列左から)深沢邦之、春風亭昇太、ラサール石井、小倉久寛、東貴博
 落語家の春風亭昇太(61)は俳優三宅裕司(70)が座長の東京喜劇「熱海五郎一座」の“座員”だ。東京・新橋演舞場シリーズ第7弾「Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~」(30日~6月27日)に出演する。「熱海~は出て楽しく落語もうまくなる」と断言。この5年で、落語芸術協会(芸協)会長と日本テレビ系人気番組「笑点」司会に就任、さらに結婚と公私ともに激変したが、どこか脱力した生き方を貫く。
 
    ◇     ◇
 「熱海~の新橋演舞場公演が6月にあるのが、体の中で1年の大事なサイクル、区切りになってる」という。
 「演出の三宅さんによる言葉の入れ替え、言い方の違いで笑いが増える。それが稽古だけじゃなく幕が開いてからも続く。三宅マジックで舞台が生きてる感じがする」「熱海~を経験して落語でも目先の笑いを取るのではなく後の大きな笑いのために『ここでは控えよう』と手綱を引いたり緩めたりするようになった。僕の落語をうまくしてくれた」と明かす。
 ゲストのAKB48横山由依(28)には「しっかりしているなあと思う。落語家してては出会うことがない若さと肌つや」と言い、元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずる(年齢非公表)を「宝塚でトップをしていた人は持っているものが違う」と高く評し「芸能界では僕がずいぶん先輩なのにこちらから丁寧語になっちゃう」と笑い飛ばす。観客に対しては「コロナと笑いへの対策は万全です」と言い切った。
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 2016年5月22日の「笑点」の生放送で、桂歌丸さん(故人)から後任の6代目司会者に指名された。19年6月には芸協会長選出と、自身59歳での40歳の一般女性との結婚を発表した。
 笑点の司会は「夢中でやりもう5年もたったのかと思う」。大抜てきに「どう個性を出したら」と悩んだが、今は「先輩の回答者が司会を突っ込む、これまでにない形ができた」と満足げだ。
 結婚生活は「僕、独演会の前は稽古などですごくイライラする。で、相手も舞台に立ってた(元宝塚歌劇団)から理解があり、自分から1週間ぐらい家を空けて一人にしてくれる。ありがたい」と気配りに感謝する。
 芸協会長職は、コロナ禍で運営方針決定や対外的な折衝など重い仕事が急増したが「威厳はいらない。薄っぺらくいたい」が昇太スタイルだ。
 「うれしい肩書」が野球の北海道独立リーグにできたばかりの富良野ブルーリッジの顧問。4月に落語会で旧知の代表に応援を頼まれた。仕事は「こうやって取材で話すくらい。無報酬です」と笑う。力むところがない生き方だ。
 ●春風亭昇太(しゅんぷうてい・しょうた)1959(昭和34)年12月9日生まれ、静岡市清水区(旧清水市)出身。82年、故・春風亭柳昇に入門。前座名は昇八。86年、二ツ目昇進、春風亭昇太となる。92年、真打ち昇進。2000年度文化庁芸術祭(演芸部門)大賞受賞。06年、「笑点」大喜利メンバーに加入。城郭見学など多趣味で知られる。

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