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コンバートが奏功し王者・川崎の内定勝ち取った流通経大SB佐々木旭「試合に出て代表でも活躍」Jでも”出世物語”継続だ

2021年5月8日 06時00分

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無名の存在だったが、コンバートを機にブレークした流通経大DF佐々木。川崎でも頭角を現したい

無名の存在だったが、コンバートを機にブレークした流通経大DF佐々木。川崎でも頭角を現したい

◇関東大学サッカー「旬の男たち」
 コンバートが功を奏した。流通経大の右利きの左サイドバック、佐々木旭(4年・埼玉平成)は試合に出られずにいた大学2年の夏にボランチからポジションを変え、王者・川崎への加入内定を勝ち取った。
 「ボランチ(としての自分)に限界を感じていたときにサイドバックをやってみろとラストチャンスをもらいました。それがはまった感じです」
 くすぶっていた時期には「サッカーをやめたいなと考えることもありました」。しかし、およそ1年半の間に急成長を遂げた。大学での自身初の公式戦は浦和に挑んだ2年前の天皇杯。「自分的にはできたなという感覚がありました」と手応えを得た。そして、チョウ・キジェコーチ(湘南の前監督で現在は京都の監督)の下で迎えた昨季にさらなる進化に成功した。
 「(中盤などで)味方がセカンドボールを取れそうになったら、(そのタイミングで)走って上がれと言われました。自分たちのボールにしてから(上がるの)では遅いんだということを何度も指摘されました。そこの意識が一番変わったところだと思います」
 仮にセカンドボールが相手に渡ったら、すぐに全力で戻ればいいと促された。抜群の走力としっかりとした技術を誇る左サイドバックは縦横無尽に躍動するプレーを披露し、Jクラブのスカウトたちの目をくぎ付けにした。最終的には5クラブの中から川崎を選んだ。
 「(川崎)フロンターレは自分がプレーする上で一番参考にしてきたチームです。フロンターレの試合を一番よく見ていました。フロンターレに行きたいなと思うようになって、でも、まさか本当に入れるとは考えていなかったので、オファーがあったことが信じられませんでした。すごくうれしかったです」
 最強チームの熾烈(しれつ)を極めるポジション争いにチャレンジするこの21歳に対し、川崎の向島建スカウトは「うちに来たいと考えてくれていたようですし、フロンターレで長くプレーしてほしいと思います」と期待を寄せる。「J1でやれる選手」とチョウさんが太鼓判を押す男は、「フロンターレで試合に出て、日本代表でも活躍できるようになればいいなと考えています」と、プロの世界でも“出世物語”を継続させる意気込みでいる。

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