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住所無断公開問題は「人権感覚まひ」 県内研究者有志ら県議会に厳格対応求める

2021年5月7日 05時00分 (5月7日 05時01分更新)
 小林貴虎県議(自民党県議団)が同性カップルの住所をブログ上に無断で公開した問題で、県内の大学に勤務する憲法や行政の研究者有志らが六日、県議会に厳格な対応を求める声明を出した。
 小林県議は三月、公開質問状を送ってきた伊賀市の同性カップルの住所が書かれた封筒の写真をブログに掲載。発覚後に「不適切だった」として教育警察委員会副委員長などの辞任を申し出ていた。日沖正信議長は小林県議を厳重注意するとしている。
 三重大や三重短大の教授ら十人は、住所の無断公開が人格権を保障する憲法に違反していると主張。性的指向などを本人の了解なく明かす「アウティング」(暴露)を禁じる四月施行の県性の多様性条例にも反するとしている。会見した三重大の岩本美砂子教授(政治学)は「人権感覚がまひしたような行動で、このままの幕引きでは市民の萎縮につながる。厳重注意や委員会の役職辞任では足りないのではないか」と述べた。 (斎藤雄介)
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