本文へ移動

<不登校の先に>番外編 漫画家・棚園正一さんに聞く 「たくさん悩んだことは力になる」

2021年5月7日 05時00分 (5月21日 09時56分更新)
「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」の一場面 (c)棚園正一/双葉社

「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」の一場面 (c)棚園正一/双葉社

  • 「学校へ行けなかった僕と9人の友だち」の一場面 (c)棚園正一/双葉社
  • 棚園正一さん
 小中学校と不登校だった漫画家の棚園正一さん(38)=名古屋市、写真=は、中学時代に漫画「ドラゴンボール」の原作者、鳥山明さんと出会えたことで漫画家の道へ踏み出した。だが、夢をかなえるまでは長く、迷うこともあったという。大型連休明けのこの時期、学校に行きづらいと感じる子もいるだろう。不登校をへて「今」にたどり着いた棚園さんは「周りに合わせようと焦る必要はない」と呼び掛ける。 (長田真由美)
 小学一年の時、担任の先生にいきなりビンタされたのがきっかけで不登校になりました。母親が同級生だった縁で、鳥山さんと会ったのは中学一年の秋。「学校に行かなくても漫画家になれると思うけど、行った方が学校の話が描けるから便利かもね」と言われ、気持ちが楽になりました。
 ただ、すぐに変われたわけではありません。その後もほとんど学校に行けませんでした。でも中学三年の秋、勇気を出して教室に行くと、同級生に話し掛けられた。「絵うまいね。友達になってよ」って。救われたと思いました。「三日休んだから四日目は行こうかな」「明日はどんな顔で教室に入ろうか」と考えるようになり、秋からは半分くらい行きました。
 漫画は描き続けて...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

PR情報