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広島・栗林の後継エース渕上佳輝が3失点完投!トヨタ自動車の優勝、MVPに「素直にうれしい」【社会人ベーブルース杯】

2021年5月6日 19時36分

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優勝を決め、マウンドへ駆け寄った佐竹(右から2人目)と喜び合うトヨタ自動車の渕上佳輝投手(右端)

優勝を決め、マウンドへ駆け寄った佐竹(右から2人目)と喜び合うトヨタ自動車の渕上佳輝投手(右端)

◇6日 社会人野球ベーブルース杯争奪大会決勝 トヨタ自動車5―3JFE西日本(長良川)
 トヨタ自動車(愛知)が決勝でJFE西日本に5―3で競り勝って、初優勝。日本選手権(6~7月、京セラドーム大阪ほか)の出場権を獲得した。トヨタ自動車はこの日第1試合の準決勝でJR東日本東北に3―2で競り勝ち、決勝では入社2年目の先発・渕上佳輝投手(23)が3失点完投した。
  ◇   ◇
 トヨタ自動車が初優勝で日本選手権切符を勝ち取った。立役者は2年目の先発右腕だ。グループリーグ初戦・東京ガス戦以来の先発となった渕上が140キロ台後半のストレートに、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、3失点完投。最高殊勲選手賞も受賞し、「素直にうれしい。ひと安心です」と表情を緩めた。
 4点リードの9回は肝を冷やした。先頭から3連打を浴び、押し出し死球などで2点を返された。なお2死満塁。長打が出れば、逆転サヨナラ負けのピンチを迎えた。
 「同点までOKとベンチから声が聞こえた。思い切って行った」。準決勝・JR東日本東北戦で37歳の佐竹が151球の熱投で2失点完投。その14歳上の先輩がベンチから「俺の粘りを見ただろ」と叫んだ声も耳に届いた。「目の前であんな投球を見せられたら…。ずっと勝ってきた投手の姿だと思った」。激励を胸に、最後はチェンジアップで捕ゴロに打ち取り、歓喜の瞬間を迎えた。
 元プロOBの教えも成長を後押しした。中日のエースとして活躍し、昨年引退した吉見一起さん(36)が今季からテクニカルアドバイザーに就任。偉大な先輩から多くのことを学んだ。
 「投手主導でストライク先行することや、変化球のあり方を教わった」。同じスライダーでも1種類ではなく、複数操れるようになれば、打者を幻惑できる。渕上はカウント球、勝負球で同じ球種でも球速差をつけて、教えを生かしている。
 176センチ、78キロと大柄ではないが、9回に147キロをマークするなどスタミナも十分。エースだった栗林がプロ入りで抜け、後継エースと期待される23歳は「これから日本選手権で勝つための準備をしたい」と引き締めた。

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