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出産や切手題材、第15、16回河上肇賞授賞式

2021年5月6日 16時00分 (5月6日 16時00分更新)
河上肇賞を受賞した松本亜紀さん(前列左から2人目)と内藤陽介さん(同右から2人目)=東京都千代田区で

河上肇賞を受賞した松本亜紀さん(前列左から2人目)と内藤陽介さん(同右から2人目)=東京都千代田区で

 第15、16回河上肇賞授賞式が4月10日、東京都千代田区内で開かれた。第15回は、倫理研究所倫理文化研究センター専門研究員である松本亜紀さん(45)の「タビゴヤ−女は一人で子を産む」が、第16回はノンフィクション作家の内藤陽介さん(54)の「東京五輪の郵便学」、奨励賞は小川進神戸大教授(56)の「世界標準研究を発信した日本人経営学者たち」が受賞した。 (栗原淳)
 第十五回は二〇一九年に選考が行われたが、新型コロナウイルスの感染拡大で授賞式が延期されていた。「タビゴヤ−」は伊豆諸島の東京都青ケ島村で昭和五十年代前半まで続いていた、介助を前提としない出産に着目した論文。松本さんは「『人類は二足歩行をするようになったことで身体的には一人では子を産めなくなった』というのが学術的な通説。それは間違っているのでないかという直感を、何とか形にしたい一心だった」とフィールドワークを振り返った。
 「東京五輪の−」は前回の東京五輪の記念切手などを分析し、当時の日本の政治、社会情勢を読み解いた論考。切手や郵便物を資料として研究する郵便学を国内で定着させた内藤さんは「切手は趣味の対象とばかり思われがちだが、...

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