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鈴木亜由子けがから本格復帰で1時間8分53秒3位「練習過程からすると良かったと言えるレース」【ハーフマラソン】

2021年5月5日 19時01分

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女子ハーフマラソン レース中盤で、給水しながら力走する鈴木亜由子(左)と一山麻緒=札幌市で(代表撮影)

女子ハーフマラソン レース中盤で、給水しながら力走する鈴木亜由子(左)と一山麻緒=札幌市で(代表撮影)

 陸上の「北海道・札幌マラソンフェスティバル」が5日、札幌市内で行われ、東京五輪のマラソンのテスト大会を兼ね、五輪と同じコースを使用したハーフマラソンには男女4人の五輪代表が出場した。相次ぐけがを経て本格復帰した女子の鈴木亜由子(29)=日本郵政グループ=は1時間8分53秒の好タイムで3位。「練習過程からすると良かったと言えるレース。次に生かしたい」と上々の形で試運転を終えた。大会は観戦自粛が呼びかけられ、沿道には多くのスタッフが配置された。
 北の大地で鈴木が不安を吹き飛ばした。駅伝を除けば、ロードでのレースは2019年秋のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)以来。20年はけがが重なり、今年3月の名古屋ウィメンズも直前に左脚を痛めて回避した。自身も「まだ回復途上」と認めた上での手探りの復帰戦だったが、走りだすと軽快なピッチは健在だった。
 「体は動いていた。前に出てみようかとも思ったが、そこは反省点。最後きつくなったのは地力の差」と鈴木。18キロ過ぎで同じ五輪代表の一山麻緒(ワコール)らに突き放されたものの、強い風が吹く中で自己ベスト(1時間7分55秒)と大差ないタイムを残した。
 五輪コースの攻略法もインプットした。何人かの選手は、国内コースでは珍しくカーブが連続する北大構内を警戒したが、鈴木は「苦しいところで案外気持ちが切り替わる。いい感覚があった。前半にも走ってみないと分からないアップダウンがある。そこでリズムをつくりたい」。プラスのイメージを膨らませた。
 五輪本番へ、5月半ばからは北海道内を転々としながら調整する。鈴木は「シンプルに走ることがマラソンでは一番大事だと、けがをして分かった。(所属の)監督とは距離にこだわってやるよと話している」と言う。けがのリスクを考え、これまで走行距離は抑えめだった。今後は走り込みに重点を移す。
 レース後には、五輪代表の補欠ながら鈴木を上回る2位に入った松田瑞生(ダイハツ)に「お尻に火がついた。ありがとう」と語りかけたという。残り3カ月。さらに自分を追い込んでいく。

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