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都の無観客要請「噺にならない」 演芸場

2021年5月5日 05時00分 (5月6日 09時06分更新)
無観客で行われた落語の生配信=3日、東京・上野の鈴本演芸場で

無観客で行われた落語の生配信=3日、東京・上野の鈴本演芸場で

 東京都内の民間の演芸場は都の「無観客開催」要請を受け入れず緊急事態宣言下でも営業を続けたが、その後の休業要請に一転応じ五月一日から公演を中止した。従来の宣言期間にはなかった無観客の要請。落語などの演芸にはなじまず、感染対策を十分講じていながら一律に要請対象とされたことへの不満も残る。
 営業継続に対し激励、声援、批判など「反響が予想以上に大きかった」と関係者。そんな中、三日、「ファンへ感謝の気持ちを」と上野の鈴本演芸場が無観客で寄席興行の形の公演を開き、ユーチューブで無料生配信。昼の部は同演芸場の定員の二十倍近い約五千七百人がリアルタイムで視聴した。
 「僕らはしゃべっていないと、なまってきますしね」と出演した落語家の春風亭一之輔さん。「二回目(の要請)が出たら、しょうがねえよな、と閉めるというのも寄席っぽいし落語っぽくていいかな」と取材に答えた。同様に五日は浅草演芸ホールが生配信を実施する。

演芸場営業継続、一転休業

 演芸場は江戸時代以来の娯楽の場。新型コロナウイルス禍前はほぼ毎日公演を開いてきた。四月二十四日、鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿末広亭、池袋演芸場と落語協会(柳亭市馬会長)...

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