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【富山】南砺市、井波美術館売却へ 東京の企業に 飲食店に活用検討

2021年5月5日 05時00分 (5月6日 09時53分更新)
富山県南砺市がいちごへ売却する方針の井波美術館=同市井波で

富山県南砺市がいちごへ売却する方針の井波美術館=同市井波で

 富山県南砺市は、二〇一九年に閉館した井波美術館(井波)を、不動産会社いちご(東京都千代田区)に百七十七万九千円で売却する方針を固めた。市によると、同社は飲食店にして地元団体に運営を任せ、雇用の創出や地元産業の振興につなげる活用を検討。美術館は大正期に建てられたルネサンス調の建物で、街並みの景観保全のため保存を求めていた地元は歓迎している。 (松村裕子)
 井波美術館は鉄筋コンクリート部分を含む二階建て延べ約四百五十平方メートル。中越銀行(北陸銀行の前身)として一九二四(大正十三)年に建てられた。鉄筋コンクリートの建物は当時としては先駆けだった。八六年に旧井波町が譲り受け、翌年、美術館になった。
 市は二、三月に土地と建物の購入希望者を募集。同社のみが最低価格で応募した。美術館は未耐震で、同社は耐震化の可否を見極めた上で取得を決め、市は議会の議決を経て売却する。
 同社は古いホテルや商業施設を再生して活用した実績があり、広報担当者は「地域の活性化に貢献したい。有効活用を考えたい」と話す。市の担当者は「ありがたい」、井波地域の活性化を目指す一般社団法人ジソウラボの島田優平代表理事(43)は「明るいニュースで協力したい」と語った。 

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