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欧ロ制裁合戦、双方が高官に入国禁止措置 ナバリヌイ氏収監巡り溝

2021年5月5日 05時00分 (5月5日 05時01分更新)
 【モスクワ=小柳悠志、パリ=谷悠己】民主派野党指導者ナバリヌイ氏の収監を続けるロシアと欧州連合(EU)との溝が深まっている。ロシアは四月末、同氏処遇などを巡るEUの三月のロシア高官らへの制裁に対し、欧州議会のサッソリ議長ら八人のロシア渡航を禁じる報復措置を発表。制裁合戦が過熱し、関係悪化が加速する恐れがある。
 「真実のないところに偉大さはない」。サッソリ議長(イタリア出身)はツイッターへの投稿でロシアの文豪トルストイの格言を引用。「どんな脅迫も、人権や自由を守ろうとする私たちを止めることはできない」と書き込んだ。
 ロシアの渡航禁止措置の八人には、欧州委員会のヨウロバー副委員長(チェコ出身)も含まれ、過去の制裁より対象者の格が上がった。ミシェルEU大統領とフォンデアライエン欧州委員長、サッソリ氏は「何の法的根拠もない決定で到底受け入れられない」とする連名の声明を発表し、ロシアへの対抗措置を取る可能性に言及した。
 一方のロシア外務省も「EUの非友好的な態度に、われわれは対応する用意がある」との声明を出し、譲歩しない構えだ。
 ロシアはEUの一部加盟国に対し、新型コロナウイルスワクチンの輸出...

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