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尾小屋鉱山 歴史感じて

2021年5月5日 05時00分 (5月6日 10時23分更新)

六角形のカラミが使われている石垣について説明する四ツ目圭吾館長(左)=小松市尾小屋町で

カラミの遺構 見学ツアー

 小松市尾小屋町の尾小屋鉱山跡周辺で四日、銅の製錬時に出るかす「カラミ」を成型したれんがで建てた遺構の見学ツアーがあった。今年最初のツアーで、参加者は往時がしのばれる蔵や石垣などを見て歩いた。 (井上京佳)
 鉱山は明治から昭和期に栄え、町には多くの商店や民家が並んだ。一九六二(昭和三十七)年の閉山以降、人口が減り、現在は民家が数軒残るのみだが、カラミを使った墓石や住宅の基礎、縁石などの遺構は多く残っている。
 県尾小屋鉱山資料館の四ツ目圭吾館長が十五人を案内。六角形のカラミは尾小屋独自の形で、一個五十〜八十キロあるれんがを積み上げた擁壁などを参加者は興味深く見ていた。
 同市出身で金沢市の遊学館高校二年、井戸理登さん(16)は「重いカラミをお城の石垣のように積むのは大変だと思った」と話した。
 今年は十一月までに五回ツアーを開く。次回は六月六日午前十〜十一時。定員三十人。四日までに事前に申し込む。(問)資料館0761(67)1122

鉱山電車の乗車体験をする親子連れ=小松市尾小屋町の市ポッポ汽車展示館で

ガタゴト懐かし電車体験

 鉄道愛好家でつくる「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」は四日、小松市尾小屋町の市ポッポ汽車展示館で、同会が整備する気動車「キハ3」と鉱山電車の公開運転と体験乗車会を開いた。新型コロナウイルス下で県外への外出を控えた家族連れでにぎわった。
 キハ3は一九七七(昭和五十二)年に廃線となった尾小屋鉄道で使われた。赤とクリーム色のツートンカラーの車両が、訪れた人たちを乗せて展示館前のレール上をゆっくりと動いた。
 鉱山電車も展示館を囲むように敷かれたレールの上を走行。客車二両に親子連れらが五、六人ずつ乗り込み、ガタゴトと揺れながら走るトロッコを楽しんだ。松東みどり学園一年竹村友志君(6つ)と三年の唯さん(8つ)は「楽しかった」と声をそろえた。この日は二百四人が乗車した。
 守る会が発行する小松バス尾小屋線の西大野−尾小屋間の乗車証明券の配布もあった。次回の乗車証明券配布と公開運転はともに六月六日。

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