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米名門「パインバレーGC」100年以上続いた女人禁制撤廃 近い将来の大会開催も近い!?【武川玲子コラム】

2021年5月5日 06時00分

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ツァーが開催されている米国のゴルフ場(本文とは関係ありません=AP)

ツァーが開催されている米国のゴルフ場(本文とは関係ありません=AP)

 米国でナンバーワンの名門ゴルフコースは?
 そう聞かれて「パインバレーGC」と答えられる人は相当なゴルフ好きだろう。過去30年以上、コース難易度など数々のランキングで米国1位に君臨し、世界でも名コースとしてたびたび1位に輝いている。
 パインバレーGCは1913年、米ニュージャージー州に設立以来、100年以上にわたりメンバーは男子オンリーだった。時代の流れだろう。このたび、理事会と会員の投票により女性メンバーを受け入れることとなった。女性のプレーが許されるのは日曜の午後に限られるなど、性別に関するクラブ内の規則はすべて撤廃されるという。同クラブのジム・デービス会長は「歴史的な改革」とメンバーにメールを送った。
 米国ナンバーワンのコースといっても、その姿を目にした人はほとんどいない。マスターズのオーガスタ・ナショナルGCのようにトーナメントを開催することもなく、一般の人がコースに入る機会はなかなかない。1960年、ジャック・ニクラウス(米国)がハネムーンで訪れたとき、バーバラ夫人はコースの外で待っていたというのは有名な話。
 米国で男性オンリーの会員制クラブは他にもある。プライベートゆえに、好きなもの同士が集まる自由は認められている。しかし性や人種の差別があるところでメジャーやツアー競技を開催しないのが昨今の各ツアーの規定となっている。一方で、2001年9月に米国同時多発テロが起きた際、1ラウンド1人1000ドル(約11万円)で基金を募り、あっという間に集めた50万ドル(約5500万円)をツインタワー被害者へ寄付したこともあった。
 女性会員は社会性とゴルフスキルを考慮し、年内にも選出されるようだ。差別撤廃により、近い将来、なんらかの大会が催されることも期待され、ベールを脱ぐ日は近いかもしれない。(全米ゴルフ記者協会会員)=毎週水曜日掲載
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