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浜松まつり 1年越しの還暦凧

2021年5月5日 05時00分 (5月5日 05時02分更新)
還暦凧を掲げる南区新橋町の有志ら=浜松市南区の凧揚げ会場で

還暦凧を掲げる南区新橋町の有志ら=浜松市南区の凧揚げ会場で

 新津小(南区)を卒業した新橋町の同級生が、還暦祝いの大凧を揚げた。「ゆうこ、しげき、まぁちん、とっくん…」。十九人の呼び名を凧に書いた。全員が六十歳を超える昨年に揚げる予定だったが、コロナ禍でまつりが中止に。一年越しの念願がかない、これからの健康を願った。
 無事に生きてきたお祝いと、これからも元気に仲良くしていこうという思いを込め、六十歳にちなんだ六帖の凧を作った。中心となった山内茂記さん(61)は「個人で還暦凧を揚げる人はいるが、グループではなかなかないと思う」と話す。
 今も町内に住むのは七人だが、五年ごとに同窓会を開く仲。今年は小学校卒業から五十年というおまけもついた。
 この日、「祝還暦 2020プラス1」の文字が入ったマスクと、名前の入った赤い手拭いのおそろい姿で臨んだ。同町「新橋組」の若者たちが最初に凧を揚げ、空中で安定するとメンバーに糸を託した。遠慮がちな人も凧糸を握ると威勢よく引っ張り、最後は息を切らしつつも達成感に満ちた笑顔が広がった。
 メンバーは、空で舞う祝い凧を満足そうに眺め、参加できなかった県外在住を含む五人にも思いを寄せた。山内さんは「次は七十歳で古希祝いの凧を揚げたい。それまで元気でいようねと皆で話している」と語った。 (広瀬美咲)

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