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【川崎】2位名古屋連破に険しい鬼木監督「緩み生み出した」開幕14戦負けなしはJ1史上単独2位も

2021年5月4日 19時45分

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川崎―名古屋 後半終了間際、指示を出す川崎・鬼木監督

川崎―名古屋 後半終了間際、指示を出す川崎・鬼木監督

  • 川崎―名古屋 後半終了間際、指示を出す川崎・鬼木監督
  • 後半、ゴールを決め喜ぶ川崎・山根(中)
◇4日 J1第12節 川崎3―2名古屋(等々力)
 昨季王者で首位の川崎がDFジェジエウ(27)の今季初ゴール、日本代表のDF山根視来(27)の3試合ぶりのゴールなどで2位名古屋を下し、J1史上単独2位となる開幕14戦負けなしで勝ち点を38とした。名古屋は同29のまま。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で日程が変更されて組まれた4月29日に続く同一カード2連戦で、川崎は2連勝を収めた。
   ◇   ◇
 天王山2連戦を制した喜びもほんの一瞬。お決まりのハイタッチもそこそこに、ベンチ前の鬼木監督はまるで敗軍の将のように厳しい表情で立ち尽くした。
 「自分に反省を持っている。自分自身が緩みを生み出すことをしてしまった」。快勝ムードが一変した交代策の責めを、指揮官は自ら負った。
 3-0の後半18分。レアンドロダミアンと家長を同時に引っ込めた。ダミアンは腰に痛みを抱え、家長は5日前の名古屋戦でフル稼働していた。だが、この選手交代が凶と出た。珍しくミスを重ねて「バタバタしていた」(鬼木監督)。チームは右往左往した。二大エースをベンチに下げたことが、「勝った」「勝てる」というメッセージを意図せずはらんでしまい、思わぬ逆襲を呼び込んでしまったのだ。
 同28、38分に連続被弾。一気呵成(かせい)の名古屋に腰が引け、最後は敵陣コーナー付近でなりふり構わずボールを保持し、残り時間を消化するしか術はなかった。
 今季2点目を挙げた山根は「悔いが残る勝利」と苦々しく振り返った。ピッチ上やロッカールームでは緊急の「反省会」が開かれたようで、「(4点目を奪うために)リスクを負って行っても良かったとも思う。完全に押し込めば、(球を奪われても)即時奪回でいい展開に持っていける。もう少し押し込んでも良かった」と自戒を込めて言った。
 名古屋とは勝ち点9差で一人旅まっしぐら。それでも、川崎らしく攻めて圧倒するという戦い方への執念をのぞかせた。史上2位の開幕14戦不敗記録の裏側には、自らに厳しく、決して妥協を許さない鬼木監督と、必死に応えようとする選手たちがいる。

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