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渋沢栄一の前半生たどる 春嶽らへの直筆手紙か 県文書館が展示

2021年5月4日 05時00分 (5月4日 10時22分更新)
松平慶永と茂昭宛てに出された渋沢の直筆とみられる手紙=福井市の県文書館で

松平慶永と茂昭宛てに出された渋沢の直筆とみられる手紙=福井市の県文書館で


 「日本資本主義の父」と称され、NHK大河ドラマの主人公としても注目を集める渋沢栄一をテーマにした展示が、福井市の県文書館で開かれている。同館で保管する松平文庫の資料から渋沢の前半生をたどる内容となっている。六月二十三日まで。
 渋沢は多くの会社を起業・経営し、多方面で社会貢献をしたことで知られる。「松平文庫からみる渋沢栄一」と題して原本も含め二十一点が並ぶ。中でも貴重なのが直筆とみられる越前松平家に宛てた手紙。松平慶永(よしなが)(春嶽)と茂昭(もちあき)宛てに一八七六(明治九)年に出され、松平家など有力華族が中心となって結成した鉄道会社(のちの東京鉄道組合)の民間払い下げに関する内容が記されている。
 航西日記では、徳川昭武(あきたけ)の随員として渡欧し、一八六七(慶応三)年のパリ万博の様子などが書かれている。西洋体験も詳述しており、養魚所(水族館)を興味深く見学した様子や船内で食後のコーヒーやアイスクリームを楽しんだことが分かる。 (長谷川寛之)

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