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<美濃飛騨スペシャル> 土産として人気の「鮎菓子」

2021年5月4日 05時00分 (5月4日 10時53分更新)
 カステラ生地で求肥(ぎゅうひ)を包んだやさしい味わいの「鮎(あゆ)菓子」。岐阜市内の多くの和菓子店が出しているが、川によって味が違うとされるアユ同様、店ごとに味や姿も異なる。土産物としても人気があるが、広島の「もみじ饅頭(まんじゅう)」や京都の「八ツ橋」のように、全国的な知名度を持つ銘菓に育てようとする動きが出てきている。 (藤原啓嗣)
 岐阜市湊町の創業一九〇八(明治四十一)年の老舗、玉井屋本舗の店内には、明治期の商品一覧が飾ってある。その中に「登り鮎(あゆ)」の文字がはっきり残る。
 玉井博●(ひろこ)社長(76)は「創業からうちの一番のメイン商品。売り上げの半分近い」と話す。「登り鮎」の名の通り、五月に川を上る若アユをイメージしており、全体にスマートな姿だ。味もあっさりめで、「もう一つ食べたいと手が伸びる味」を目指している。
 鮎菓子は、岐阜では明治から作られた。現在、岐阜市周辺だけでも三十以上の和菓子店が提供する。シンプルな分、味や焼きにごまかしがきかない。それだけに、各店はアユ型の顔を付ける焼き印にこだわり、口や胸びれの有無などで個性を出す。
 美殿町商店街にある甘泉堂総本店の鮎菓...

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