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<名産品 NEO> (5)美浜・ツメタガイ

2021年5月4日 05時00分 (5月4日 05時00分更新)
ツメタガイを使用したつくだ煮(手前)と冷凍された水煮=美浜町小野浦の「食と健康の館」で

ツメタガイを使用したつくだ煮(手前)と冷凍された水煮=美浜町小野浦の「食と健康の館」で

  • ツメタガイを使用したつくだ煮(手前)と冷凍された水煮=美浜町小野浦の「食と健康の館」で
  • 網で引き揚げられるツメタガイ=同町沖の三河湾で
  • 船上で収穫したツメタガイを海水が入った水槽に一晩寝かせてからゆでる=美浜町浦戸の同町漁協で
 「こんなの商品になるのか」。当初は厳しい言葉を掛けられたこともあった。目を付けたのは、美浜町では厄介者だったツメタガイ。それでも面倒な下処理の課題を地元のみんなで解決して付加価値にかえ、今では観光客らに人気の名産品になりつつある。
 学術名はツメタガイ。地元では「うんね」と呼ばれてきた。二枚貝に穴を開け中身を吸い出し食べてしまうアサリの天敵。駆除対象でもあった。地元住民らが食べることもあったが、砂が取り切れず下処理に手間がかかるため、市場にはあまり出回っていなかった。
 実は食べると歯応えも良く、クセのない味が多様な料理に合い、おいしい。町の資源を利活用して地域を活性化させようと、二〇一五年ごろから町や町漁業協同組合の女性漁師らが商品化に向けて動き始めた。当初は加熱の具合や殺菌の仕方などがうまくいかず課題ばかり。ツメタガイを既に商品化し販売していた他県を訪れたり、試食会をしたりして改良を重ねた。
 そして一七年七月、ついに商品として販売を開始。貝を耳に当てると海の音が聞こえることと、貝と分かるように当て字で付けた名前「海音貝(うんね)」を商標登録し、一六年八月には町や地元の企業、学校などで...

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