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大音量&長時間「イヤホン難聴」の恐れ 内耳の細胞破壊

2021年5月4日 05時00分 (5月4日 05時00分更新)
 コロナ禍の中、家で過ごす時間が増えている。オンライン会議などでイヤホンが必需品になった人も多いのではないか。しかし、イヤホンで大きい音を長時間にわたって聞くと、耳に負荷がかかり続けて音が聞こえにくくなる可能性がある。近年、40代以下の聴力が衰えているという研究結果もあり、専門家は「イヤホン難聴」や「スマホ難聴」に注意を呼びかけている。 (細川暁子)
 音は、外耳から中耳まで空気の振動として伝わる。振動は内耳の「蝸牛(かぎゅう)」で電気信号に変換され、それが脳に伝わると音として認識される。しかし、大きな振動が長時間加わると、蝸牛内に一万個以上あって、振動を電気信号に変える「有毛細胞」が少しずつ壊れて聴力が低下。耳にぴったりはまるイヤホンから出る音は外に逃げることなく内耳に向かうため、難聴の引き金になりかねない。
 愛知県豊田市の豊田浄水こころのクリニック副院長で、聴覚が専門の杉浦彩子さん(47)によると、有毛細胞が壊れる前なら、一時的に聞こえにくくなっても、耳を休ませたりビタミン剤を服用したりすると回復する。だが、いったん壊れてしまうと元には戻らない。
 電車内でイヤホンを使う人は多い。通常...

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