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阪神・佐藤輝、真の主砲になる日も遠くないと思わせた日 甲子園でプロ初4番、無観客が惜しまれる逆転満塁弾

2021年5月3日 11時58分

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5回、右越えに満塁本塁打を放つ阪神・佐藤輝=2日

5回、右越えに満塁本塁打を放つ阪神・佐藤輝=2日

◇2日 阪神7ー3広島(甲子園)
 無観客試合が惜しまれるドラマチックな一発だった。阪神の佐藤輝がプロ初となる4番で、2点差を追う5回に8号となる逆転の満塁本塁打を右翼ポール際に放り込んだ。3連勝に導き「打って、チームが勝ったので一番最高」と声を弾ませた。
 最初の2打席は野村の沈む変化球に手を焼き、凡退。サンズから「反対方向を意識すると打てる」と助言をもらった。
 佐藤輝は同じ失敗を3度は繰り返さない。無死満塁で打席が回ってきた5回。カウント2―2からのチェンジアップを体勢を崩されながらも右手一本ですくい上げた。推定飛距離126メートルアーチ。「追い込まれた中でしっかり前で拾うことができた」と修正能力の高さを示した。
 開幕から全試合で4番に座ってきた大山が疲労を考慮され、休養。首脳陣は代役にマルテとサンズの両外国人ではなく、佐藤輝を抜てき。近い将来を見据え、矢野監督は「体験入部のような」感覚で4番に起用したが、6回にも1死満塁から左前打を放つなど、5打点の大暴れ。
 「4番というのはチームの顔。信頼されている選手が4番だと思うし、そういう選手になっていきたい」と佐藤輝は意欲満々。
 8本塁打、24打点はともにチームトップ。予想をはるかに上回る強烈な満塁弾に、矢野監督は「記憶に残る、びっくりするようなことを起こせる。『何か』持っている」と手放しで褒めちぎった。
 守備もいつもの右翼でなく、三塁に入って軽快な動きを披露。首脳陣が口をそろえて「マイペース」と評し、重圧のかかる4番で堂々の活躍を見せた。「いつも通り、自分のスイングをすることだけを考えていた」と淡々と話す姿は大物感が漂う。「真の4番」になる日もそう遠くはなさそうだ。

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