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県内観光地人出まばら 商業施設にぎわう

2021年5月2日 05時00分 (5月2日 12時18分更新)
新緑に包まれた一乗谷朝倉氏遺跡を堪能する観光客=1日、福井市城戸ノ内町で(蓮覚寺宏絵撮影)

新緑に包まれた一乗谷朝倉氏遺跡を堪能する観光客=1日、福井市城戸ノ内町で(蓮覚寺宏絵撮影)

  • 新緑に包まれた一乗谷朝倉氏遺跡を堪能する観光客=1日、福井市城戸ノ内町で(蓮覚寺宏絵撮影)
  • 乗降客や出迎えの人がまばらな改札付近=1日、福井市のJR福井駅で
  • バスの止まる場所ががら空きの駐車場=1日、レインボーライン山頂公園で
  • マスク姿の買い物客でにぎわうフロア=1日、福井市のエルパで

5連休初日


 新型コロナウイルスの感染拡大で県緊急事態宣言が発令される中で迎えた五連休初日の一日。県内ではJRの駅の人出はまばらで、観光地も少なめだった。一方、県外への遠出を控えた影響からか商業施設や道の駅はにぎわいを見せた。どこもマスクや手指消毒を徹底し、感染防止に注意を払っての連休入りとなった。 (長谷川寛之、藤共生、山内道朗、栗田啓右)
 JR福井駅は乗降客や出迎えの人の姿がまばらだった。友人を迎えに来た越前町の男性漁師(68)は「どこで感染するか分からない。しっかりとマスクをして過ごす」と話した。JR西日本金沢支社によると午後四時現在、福井方面への特急の自由席乗車率は最大で70%にとどまった。
 福井市の一乗谷朝倉氏遺跡では同日午後三時までの来場者は約二百人。約千五百人が来場した一昨年の大型連休初日に比べ、大幅に減った。朝倉氏遺跡保存協会の岸田清会長は「残念だけど仕方ない。昨年のように閉めるより良い」と話した。今年は特別史跡指定五十周年、特別名勝指定三十周年が重なる年だけに「できるだけのことをしていきたい」と話した。
 同市の商業施設・エルパは家族連れらでにぎわった。行き交う人は幼児を除き全員マスクを着用。感染に用心しながら買い物を楽しんだ。書店「AKUSHU(アクシュ)」の店員、後藤和瑚(わこ)さん(18)は「最近の土日は人出が少なかったが、今日は戻りつつある」と話していた。
 大野市の道の駅「越前おおの荒島の郷」はオープン効果もあって駐車場は九割以上の入り。農産物や加工品を扱う荒島マルシェでは、訪れた人が山菜などを品定めした。道の駅の万年正彦支配人は「うれしい悲鳴が続いているが、手指消毒や検温、一時間以内の滞在を呼び掛けるなど、コロナ対策をしっかりして迎えたい」と話した。
 嶺南を代表する観光地、三方五湖の有料道路「レインボーライン」はゴールデンウイーク(GW)の来場者が一年で最も多いが、一日は例年の三割ほど。山頂公園につながるリフトは空いており、山頂に一番近い八十台収容の駐車場も余裕があり、大型バスはほとんど来ていない。
 全国に緊急事態宣言が出た昨年のGWは休業。その後は嶺北から訪れる人で持ちこたえたが、四月に県の緊急事態宣言が発令されてからは激減。レインボーライン代表の石田靖彦さん(66)は「とんでもない状態。しのぐしかない」と嘆く。
 宿泊施設では集客に偏りが出ている。小浜市の大型旅館「ホテルせくみ屋」の宿泊予約は五割を切る低い水準。一方、若狭町の水月湖沿いにある旅館「水月花」は連日満室だ。両旅館を営むせくみ屋グループの常務、和田悟さん(51)は「密を避けるため、こぢんまりした宿を選ぶ傾向があるのでは」とみる。
 市街地にあるホテルせくみ屋は約七十室、中心地から離れ自然に囲まれた水月花は三十室。宿の特徴によって違いがあることに「コロナ前にはなかった状況だ」と話す。

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