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 第4波若年層の感染拡大 県内、変異株要因か

2021年5月2日 05時11分 (5月2日 12時22分更新)

新型コロナ


  四月に新型コロナウイルスの感染が確認された県内二百八十六人のうち、五割超の百四十八人が十代以下から三十代までの若者だったことが分かった。四十代を含めると七割に達する。変異株が県内で確認される前の一月には若者の感染は三割にとどまっており、三月以降の第四波では特に若い世代の感染が目立つ。=(堂下佳鈴)

10代以下4月は1月比2.7倍


 県内では三月に変異株が初めて確認されて以来、感染が再拡大。三度目となる県独自基準の「感染拡大警報」が発令された四月三日には杉本達治知事が「第四波と言ってもおかしくない」との認識を示した。その後も勢いは止まらず、県は特別警報、緊急事態宣言(五月十三日まで)を相次いで発令した。
 四月の感染者の割合を年代別にみると、十代以下が23・8%と最も多く、四十代18・2%、二十代15・4%と続く。特に十代以下は変異株確認前の一月と比べ、二・七倍と突出している。
 県の新型コロナ感染拡大防止対策チームの担当者は、変異株の感染力の強さが要因だとみる。四月の変異株検査の陽性率は92・2%に上る。従来型は感染から発症までの期間が平均四日だが、変異株は三日と短く、感染力が高い。そのため、これまであまり感染が確認されなかった子供や若い世代にも感染が広がった可能性があると分析する。
 日本感染症学会専門医の岩崎博道福井大教授は、変異株が猛威をふるう第四波について「これまでの第三波までとは全然状況が違う」と危機感を示す。変異株は感染力が高いだけでなく、現時点で県内では重症化の実感はないものの「回復に時間がかかる印象がある」という。感染対策については「マスクの着用と手洗いといった基本的な対策をこれまで以上に徹底する必要がある」と指摘する。
 大型連休を迎え、会食や外出の機会も増える。県の担当者は「県をまたいだ往来は控えて。食事中にマスクをせずに感染するケースが非常に多いので、マスク会食をしてほしい」と呼び掛けている。

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