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【富山】高岡御車山 1基で巡行 代替事業、700メートル引く

2021年5月2日 05時00分 (5月2日 10時53分更新)
高岡御車山祭の代替事業として特別奉曳する小馬出町の御車山=1日、富山県高岡市の山町筋で(武田寛史撮影)

高岡御車山祭の代替事業として特別奉曳する小馬出町の御車山=1日、富山県高岡市の山町筋で(武田寛史撮影)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に登録されている富山県高岡市の高岡御車山祭の代替事業が一日、市内であり、新型コロナウイルス感染対策を講じながら御車山一基を特別奉曳(ぶえい)(巡行)した。
 祭りは毎年五月一日に豪華絢爛(けんらん)な御車山七基が重要伝統的建造物群保存地区の山町筋(やまちょうすじ)など中心市街地を巡行しているが、感染防止のため二年連続で中止となった。
 伝統行事を継承保存するため、市の高岡御車山会館の展示替えに合わせて搬出した小馬出(こんまだし)町の御車山を会館から町内までの約七百メートルを引いた。一基限定だったが、二年ぶりに「ギィー、ギィー」と、歴史の深みを感じさせる車輪の音が街中に響いた。会館に展示する木舟町の御車山の組み立ての公開、四町のおはやしの披露もあった。
 高岡御車山保存会の作井宗人理事(72)=小馬出町自治会長=は「皆の願いを背に受け、神のご加護でようやくここまできたという感じ」とほっとしていた。保存会の田井佳夫会長(74)は「来年はいつもどおりに七基が勢ぞろいして巡行したい」と期待した。

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