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高浜原発2号機の早期再稼働断念 安全対策工事遅れ

2021年5月1日 05時00分 (5月1日 05時01分更新)
 関西電力は三十日、四十年超運転の地元同意が得られた高浜原発2号機(福井県高浜町)について、安全対策工事の遅れを理由に、早期の再稼働を事実上、断念した。テロ対策の特定重大事故等対処施設(特重施設)も未完成のため、設置期限の六月九日以降は運転停止することが既に確定しており、再稼働の見通しは立たなくなった。
 関電は三十日、安全対策工事が四月中に終わらないため、五月中に予定していた原子炉起動を「未定」とする変更申請を原子力規制委員会に提出した。工事の遅れは三月末に明らかにしていた。
 燃料装填(そうてん)から原子炉起動までは約一カ月かかり、五月上旬までに工事を終えられれば、早期に再稼働し、短期間でも運転できる可能性があった。
 残る工事は、原子炉を冷却するポンプ周辺の竜巻対策や、屋内外のケーブルの取り換えなど。ケーブルを防火シートで覆う工程は、全四・五キロのうち、五百メートルの完了にとどまっている。工事の遅れは、新型コロナウイルス感染拡大で作業員の確保が難しくなっているためという。
 他に四十年超運転の地元同意が得られた高浜1号機と美浜原発3号機(同県美浜町)では安全対策工事が完了し、燃料装填前ま...

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