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少人数対応の新店舗が続々 浜松の繁華街

2021年5月1日 05時00分 (5月1日 05時01分更新)
カウンター席を多めにした「食堂まぶち浜松店」。昼間も営業する=浜松市中区で

カウンター席を多めにした「食堂まぶち浜松店」。昼間も営業する=浜松市中区で

  • カウンター席を多めにした「食堂まぶち浜松店」。昼間も営業する=浜松市中区で
  • 天竜材を使用して改装した「娯座樓」=浜松市中区で
 浜松市中区の繁華街の飲食事業者が、新型コロナウイルス禍に対応する新店舗を相次ぎ開いている。会食や出張を控えるムードが続き、以前のような大勢の利用が見込めないことから、昼間も営業したり小規模なテナントに移ったり。市の補助金を使って感染対策を整える業者もあり、それぞれの「新様式」を模索している。 (木造康博)
 酒類販売の間渕商店(中区)は、新業態の「食堂まぶち浜松店」を中区肴町の自社ビルに開業した。夜間は居酒屋、昼間は食堂として営業し、持ち帰り用の弁当も販売する。
 コロナ禍で空き店舗が増える中心街ににぎわいを創出しようと、昨年十二月に居酒屋が撤退したテナントスペースを改装。従来はテーブル席が大半だったが、少人数の会食向けに七十六席のうち三十席をカウンター席にした。運営するグループ会社「まちおこしパートナーズ肴町」の堀田恭平さんは「新しい生活様式に合わせたサービスを展開していく」と意気込む。
 高級ワインバー「アーベント」は四月、中区肴町のビルから千歳町に移転し、新たに「イグレック」としてオープンした。従来は百二十平方メートルに六十席を構えていたが、移転先は八十平方メートルで十六席と小ぶりで、より高級志向の店にした。
 コロナ禍で団体客の利用が減り、昨年の売り上げは前年の半分に落ち込んだ。山田晃通代表は「アーベントは結婚式の二次会やパーティーの需要があったが、コロナでなくなった。イグレックは本格的なワインバー。ゆったりとくつろいでもらいたい」と話す。

◆天竜材補助金で感染対策の店も

 地元の天竜材の利用促進を図る浜松市の補助金を活用し、感染対策や改装を実施した店もある。
 肴町の日本料理店「おへそ」は、事業所の「密」対策用具の購入費を助成する「新しい生活様式支援天竜材活用事業費補助金」を昨年申請し、テーブルや間仕切りなどを整えた。松田時成オーナーシェフは「自粛ムードが広がり経営は苦しいが、今から投資しておくことは大切だ」と話す。
 四月に新装した肴町の居酒屋「娯座樓(ござろう)」も、森林管理の国際基準を満たすFSC認証を受けた天竜材を壁や椅子などに使用。非住宅建築物を対象にした「天竜材ぬくもり空間創出事業費補助金」を一部活用した。
 運営するドルフィンキッズプロダクション(中区)の秋元健一社長は「食だけでなく、店全体で浜松の魅力を発信していきたい」と力を込める。

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