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県民「外出控える」相次ぐ コロナ禍大型連休スタート 

2021年4月30日 05時00分 (4月30日 09時52分更新)

 接触を避けて 自宅や近場に 

 新型コロナウイルスの感染が急拡大し、県が独自に発令した緊急事態宣言下で迎えた大型連休。県をまたぐ移動を控えるよう呼び掛けられている中、県民はどう過ごすのか。各地で聞いてみると、出かけることに慎重な声が相次いだ。
 「住んでいる地域から出る行動は控えようと思う」。鯖江市の女性公務員(39)は嶺南方面への外出を予定していたが、緊急事態宣言を受けて他地域への外出をやめるつもりだ。
 あわら市大溝の無職女性(72)や福井市の男性会社員(36)は「感染が怖いので出かける予定はない」。女性は、毎年遊びに来る家族が「今年は来ない」と言う。男性会社員は、昨年産まれた子どもを県外の妻の実家に連れて行く予定だったが取りやめた。「正月も連れて行けず、また流れて残念」と嘆いた。
 コロナ禍の前は温泉宿巡りをしていたという坂井市三国町の会社役員早崎大司郎さん(79)は「今年は密にならないよう気をつけて、近場の喫茶店などで過ごしたい」。小浜市の七十代の自営業女性は来客が見込めないため、連休中は休業する予定だ。
 「県の緊急事態宣言が発令され行動指針も示されているのでそれに従いたい」と言うのは大野市萩ケ野(はんがの)の農業石塚憲治さん(71)。「無症状の人も多いから」と普段会わない人との接触は極力避け、自宅で過ごすことを決めた。埼玉県にいる娘も帰省を控えたという。坂井市の団体職員の女性(47)も自宅で過ごす予定。「子どもたちにも広がっているので恐怖心がある」と訴えた。
 遠出はしないが、キャンプや自宅でバーベキューを楽しみたいという人も。坂井市丸岡町の会社員小林亜衣さん(36)は「子どもがまだ小さく、変異株に感染したら大変。家でバーべキューをするか、家の掃除でもするつもり」。福井市の自営業女性(43)は近所の人と近場でキャンプをする予定。普段、子どもたちと過ごす時間が十分に取れないため「家族サービスをしたい」と話した。
 同市の五十代バス運転手は「友人のいる広島へ行くつもりだったが、断念せざるを得ない」と残念そう。代わりに家族と屋外でのキャンプを計画している。

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