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小児がん患者を長期支援 福井大病院「長期フォローアップ外来」開設

2021年4月30日 05時01分 (4月30日 15時49分更新)
長期診療の意義について語る鈴木医師=永平寺町の福井大病院で

長期診療の意義について語る鈴木医師=永平寺町の福井大病院で

 小児がん患者が治療を終えた後の健康観察をする「長期フォローアップ外来」が四月、永平寺町の福井大病院小児科に開設された。今後は、外来を拠点に小児科医と他科の専門医らがチーム体制で患者のフォローをする予定。小児科の鈴木孝二医師(46)は「外来をハブとして、患者に対する支援を拡充していきたい」と話す。

専門医と連携、治療後に定期診察

 小児がんでは、抗がん剤や放射線治療、造血幹細胞移植による免疫反応などによって、内分泌異常や呼吸器障害など「晩期合併症」と呼ばれる合併症が起こる場合がある。福井大ではこれまで、小児科の「血液悪性腫瘍外来」で、小児科医が治療中の患者と一括で晩期合併症患者のフォローをしてきた。今後は、治療後、一定期間を経過したがん経験者に対して、このような合併症がなくても、定期的に専門医と連携して診察できる体制を整えていく。
 医師だけでなく、院内のがん専門相談員との連携も強化。健康面以外に、進学や就職など社会的な悩みを抱えることもある小児がん経験者のサポートをしていく。
 県外への進学や就職を経て、治療を受けた病院での健康観察に来なくなる場合もあるという。鈴木医師は、「小児がんは幼い時...

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