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<どうする相続> 礼儀と感謝で歩み寄り きょうだい間絶えぬ争い

2021年4月29日 05時00分 (4月29日 05時00分更新)
曽根恵子さん

曽根恵子さん

  • 曽根恵子さん
 遺産相続を巡って親族がもめる「争族」。当事者の多くは兄弟姉妹だ。本欄にも、同様の争族の悩みが読者から寄せられ続けている。相続に関する相談業務を行っている「夢相続」(東京)社長の曽根恵子さん(65)に、きょうだい間に生じがちな不和の原因と対策を聞いた。(砂本紅年)
 「母の遺言に『全財産を弟に譲る』とあったが納得いかない」「疎遠な姉と相続でもめそう」「遺産を巡り兄と絶縁になり、法事に呼んでもらえない」−。投稿からは、多くの人がきょうだいへのわだかまりや不安を抱えていることがうかがえる。
 争族の原因は何か。曽根さんはまず、弟や妹に対する長子の「上から目線」の言動を挙げる。「平等相続の時代になっても、下(=弟・妹)は自分の言うことを聞くと思っている人が多い」。「俺は六百万円、おまえは四百万円」と一方的に妹に言い放つ兄などは典型例だ。「兄や姉ばかり親から大事にされる」と、心の古傷の痛みが再発する人もいるかもしれない。
 「普段からきょうだいでお金のことを話さないため、自分だけが損していると疑心暗鬼になる人も」と曽根さん。留学や私立進学など、親が支払った学費の違いも火種になり得る。きょうだいが親か...

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