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背景に関電や国策配慮か 県と議会、再稼働めぐり4月急展開

2021年4月28日 05時00分 (4月28日 05時00分更新)
 運転開始から四十年を超えた関西電力の美浜原発3号機(美浜町)と高浜原発1、2号機(高浜町)の再稼働を巡る福井県と県議会の動きが、四月に入り急加速した。県議会二月定例会での「迷走」を忘れさせるほどだった。タイムリミットを抱える「関電への配慮」などが背景にあったとみられている。 (山本洋児)

■「結論出せない」

 「議論に着手していただきたい」。杉本達治知事は二月定例会が始まった二月十六日、県議会に四十年超原発の再稼働議論を促した。これが迷走の入り口だった。三月、定例会最終盤の予算決算特別委で最大会派県会自民党の仲倉典克幹事長(当時)は、判断材料の不足を挙げ「議会としての結論は出せない」とボールを投げ返した。
 議員が疑問視したのは、関電の原発から出た使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設を巡る知事の発言。定例会前、関電が県外候補地として青森県むつ市を挙げた際、杉本知事は「一定の回答」と評価し、議論に入る考えを示した。しかし、これにむつ市は反発。定例会で真意を何度も問われると、知事は中間貯蔵の問題と四十年超再稼働は「切り離して検討する」。方向転換とも取れる発言がまた波紋を広げた。知事は「誤解...

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