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金曜デモ参加者146人を取材 滋賀大特任講師・田村さん

2021年4月28日 05時00分 (4月28日 05時00分更新)
連帯の可能性を反原発運動から探り、著書を出版した田村さん=彦根市馬場の滋賀大で

連帯の可能性を反原発運動から探り、著書を出版した田村さん=彦根市馬場の滋賀大で

  • 連帯の可能性を反原発運動から探り、著書を出版した田村さん=彦根市馬場の滋賀大で
  • 国会議事堂に向かって原発再稼働反対を訴える人たち=2015年1月9日、東京・永田町で
 東京電力福島第一原発事故の後、約九年にわたって反原発を訴えてきた、国会や首相官邸の前での抗議行動「金曜デモ」が、三月末で活動を休止した。事故後、社会を変えようと路上で声を上げた人々に取材してきた、滋賀大国際交流機構(彦根市)特任講師の田村あずみさん(40)は「『自分の声は誰かに届く』とデモで実感した人は多い。休止しても、現状に理不尽さを感じる人々が孤立せず、つながれる社会になってほしい」と語る。 (森田真奈子)
 「再稼働、反対!」と叫ぶ何万もの人々を「不満のガス抜きにすぎない」と冷笑する論評もあった。当時、留学中で英国にいた田村さんは疑問を感じた。「本当にガス抜きなのか」
 立命館大を卒業後、本紙記者を経て、英国ブラッドフォード大大学院で平和学を専攻。専門は社会運動や現代思想。社会が複雑になって問題が見えづらく、生きづらさの原因も分からない現代に、人々はどうやって連帯して声を上げるのかを研究してきた。
 実例として着目したのが、原発事故後の反原発運動だった。二〇一一年四月以降、各地で抗議の声が上がった。一二年三月、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に反対し、首都圏反原発連合が首相...

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