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100年前の“リアル二刀流”ルースも凄かった…自ら2発でシーズン初勝利 ヤンキース史上初ア・リーグ優勝に貢献

2021年4月27日 17時30分 (4月30日 12時55分更新)
レンジャーズ戦の1回、先制のホームを踏んだエンゼルス・大谷はベンチでナインに迎えられる(AP)

レンジャーズ戦の1回、先制のホームを踏んだエンゼルス・大谷はベンチでナインに迎えられる(AP)

◇26日(日本時間27日)MLB レンジャーズ4―9エンゼルス(アーリントン)
 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は26日、レンジャーズ戦で指名打者を解除して「2番・投手」で先発する”リアル二刀流”で5イニングを3安打4失点、9奪三振。1072日ぶりの勝利投手となった。打っては2安打、2打点、3得点。大リーグ公式サイトによると、「本塁打でメジャートップの選手が先発投手」は1921年6月13日、ベーブ・ルース(ヤンキース)以来100年ぶりだった。
  ◇   ◇
 当時、ルースは「3番・投手」で先発し、7与四球と荒れながらも5イニング3分の0を4失点、1奪三振でシーズン初勝利。1919年12月、レッドソックスから”世紀のトレード”で移籍後はほぼ打者に専念。21年も登板は2試合のみ、先発はこの試合だけだった。
 打っては20号ソロ、21号2ランと2発、3打点で”ルース投手”を自ら援護。両軍無得点の1回1死三塁で迎えた第1打席は、シーズン10個目の敬遠で歩かされた。
 同年はともにメジャートップの59本塁打、168打点という”モンスターイヤー”で、2年連続の二冠王。メジャー2位が同僚ボブ・ミューゼルらの24本塁打だったから、桁違いだ。打率3割7分8厘は1分6厘及ばず3位(トップはタイガースのハリー・ヘイルマンの3割9分4厘)で、唯一縁がなかった三冠王に届かなかった。177得点、145四球、出塁率5割1分2厘、長打率8割4分6厘なども、いずれもメジャートップだった。
 同年のヤンキースは球団史上初のア・リーグ優勝を果たしたが、ワールドシリーズは同じニューヨーク(現サンフランシスコ)に本拠を置くジャイアンツに3勝5敗(当時は5勝先取の9試合制)で敗退。ルースが第2戦で三盗の際に肘を痛め、以降の出場にドクターストップがかかったことも響いた。ルース自身も6試合で打率3割1分3厘、1本塁打、4打点と抑えられ、新天地での初の頂点は、2年後の23年まで待たねばならなかった。
 地元紙ニューヨーク・タイムズによれば、ルースは1920年オフ、旅行したキューバで「競馬で3万5000ドル(現在の約6000万円)すった」と明かし、これが翌21年の活躍の原動力になったとも言われる。

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