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県、B街区本組合設立認可 三角地帯 来月下旬にも発足

2021年4月27日 05時00分 (4月27日 09時39分更新)

商業施設や医療福祉施設、サービス付き高齢者向け住宅が入居する再開発ビルの建設を目指すB街区一帯=福井市中央1で

 福井市のJR福井駅西口にある中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた「三角地帯」西端の再開発事業で、一帯の地権者らでつくる「駅前電車通り北地区B街区市街地再開発準備組合」が二十六日、県から再開発組合(本組合)設立の認可を受けた。五月下旬に設立総会を開き、事業主体となる再開発組合が発足する見通しだ。
 認可に当たっては、事業区域内の「土地所有者」「借地権者」「面積」についてそれぞれ三分の二以上の合意を得ていることが必要条件。県都市計画課によると、権利者の同意状況と合わせ、ビルの高さや用途が都市計画に適合しているかや、事業の実現性などを審査して判断した。
 準備組合の藤井裕理事長は「設立総会後も引き続き、権利者の皆さまの合意形成を丁寧に行っていく。多世代が交流し、健康で幸せに暮らせるまちづくりを皆で一丸となって実現したい。活性化のキーワードは『スマートウェルネス』だ」と意気込みを語った。
 事業計画によると、区域は〇・六ヘクタール、再開発ビルは鉄骨造り地上八階地下一階で、高さは三三・五メートル。延べ床面積は七千百六十一平方メートル。一、二階には商業施設、三階がクリニックや通所リハビリテーション、四〜八階にサービス付き高齢者向け住宅四十五戸が入る。ビル内に中央大通りと電車通りを結ぶ「通り抜け広場」も整備する計画だ。
 事業費は四十八億円。二〇二四年春の北陸新幹線県内開業までの完成を目指し、二二年春に既存建物の解体、冬に建設工事の開始との青写真を描く。三角地帯の再開発に関しては、県や市が一九年三月に都市計画を決定。B街区では、一八年九月に発足した再開発準備組合が、前身である「丸の内町地区まちづくり推進協議会」の構想も踏まえて検討を重ね、今年一月二十八日に事業計画と本組合設立の認可申請書を市や県に提出した。 (北原愛)

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