当選翌日、はや舌戦 河村市長と大村知事「ムラムラ」対決
2021年4月27日 05時00分 (5月6日 21時08分更新)
名古屋市長選で五回目の当選を決めた河村たかし市長は一夜明けた二十六日、定例記者会見に臨んだ。だが、対立候補を支援した愛知県の大村秀章知事から、新型コロナウイルスの対策を巡り「いてもいなくても一緒」と突き放され、「侮辱的だ」と反発。県と政令市のトップ同士で続く異例の「ムラムラ」対決が、早くも火花を散らす展開となった。
発端は同日午前、先に行われた大村氏の記者会見だった。河村氏の当選について聞かれると「政治家の資質に欠ける」とばっさり。さらに県と市の連携が求められるコロナ対策では「河村さんは関わっていない」と言い切り「別に河村さんがいてもいなくても一緒ということは申し上げたい」とあけすけに語った。
これに対し、当選証書授与式などを終え、市役所で午後から会見に臨んだ河村氏。大村氏の発言を伝え聞くと、当選の喜びもそこそこに怒りを爆発させた。
市として力を入れる保健所による感染経路追跡の取り組みについて「市長の権限。河村さん(自分)でないとできない」とした上で「大村さんは(そのことを)知らないのか。わざとそういうことを言っているのか」と疑問をぶつけた。
その上で「『河村さんがおらんでもいい』と...
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