本文へ移動

たった1日で有観客から無観客に様変わり…ガランとした競馬場にファンの姿が戻る日を願うしかない

2021年4月26日 19時07分

このエントリーをはてなブックマークに追加
無観客開催となり閑散とした東京競馬場

無観客開催となり閑散とした東京競馬場

◇記者コラム「ターフビジョン」
 24日と25日、たった1日で世の中が慌ただしく変化した。緊急事態宣言が出された地域にお住まいか、その地域で活動されている読者の方は、強く実感されているかと思う。1月よりも厳しい形の宣言に、約1年前、全国的な最初の宣言が出された時の世の中がよみがえったようだ。
 24日の東京競馬場は指定席を予約できた人のみだったとはいえ有観客開催。白熱したゴール前のたたき合いには、声量を加減しながらも歓声が上がり活気があふれていた。パドックには「競馬場は1年2カ月ぶり。この数十年こんなに競馬場に来なかった時期はない」と話す父子の姿。嘉藤騎手のファンだという女性は盛んに一眼レフのシャッターを切り、それぞれが思い思いに競馬を楽しんでいた。
 急きょ無観客となった25日は、その光景が一変。パドックには馬の鼻息と蹄音が静かに響く。ゴール前の接戦にも歓声はない。ガランとしたスタンドに戻ってしまった。
 学生競技では、大会中止で最後の大会を迎えることなく部活を引退する形にならざるを得ないという中・高3年生もいると聞く。日常が突然断ち切られる形に、やり場のない思いを抱えている人は多いと思う。早期収束を願うしかない身には無力感しかない。
 無観客になったが、競馬は続いている。開催がある事に感謝しつつ、来場できないファンの分までしっかり見届けたいと思う。(高橋知子)

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ