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伝統カラー、目に焼き付けて 近鉄が29日臨時運行

2021年4月26日 16時00分 (4月26日 16時14分更新)
引退を前に臨時運行される近鉄特急12200系=三重県志摩市で

引退を前に臨時運行される近鉄特急12200系=三重県志摩市で

  • 引退を前に臨時運行される近鉄特急12200系=三重県志摩市で
  • 車両整備を担う板倉和男さん=三重県明和町で
  • 入社40年目のベテラン車掌、橋本智晴さん=三重県明和町で
 近鉄特急伝統のオレンジと紺色をまとった最後の車両で、二月に定期運行を終了した「12200系」が、今夏に完全に引退する。乗車や撮影を楽しむ機会は今月二十九日の近鉄名古屋−賢島間の臨時運行などあとわずか。鉄道ファンだけでなく近鉄社員にも愛される名車に、別れを惜しむ声が相次いでいる。 (阿部竹虎、写真も)

ベテラン社員も惜しむ声


 「色を見れば、すぐに近鉄特急と分かる車両」。明星列車区(三重県明和町)に所属する入社四十年目のベテラン車掌、橋本智晴さん(57)は感慨深げに語る。
 12200系は一九六九年にデビュー。七〇年の鳥羽線開通や志摩線への特急乗り入れなど路線網の急拡大、拡充に対応するため、近鉄の特急車両としては最多の百六十八両が製造され、観光や通勤輸送に貢献した。
 沿線に伊勢神宮(同県伊勢市)や橿原神宮(奈良県橿原市)があるため皇族を中心とした貴賓列車としても活躍し、七五年には英国のエリザベス女王夫妻も乗車した。
 橋本さんは高校卒業後、八二年に入社。駅員を経て明星列車区に配属された。普通列車で経験を積み八六年から特急にも車掌として乗務した。現在は青い「しまかぜ」や赤い「ひのとり」などさまざ...

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