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二足のわらじで「癒やしの場に」 能登島・うさぎの楽園 新経営者

2021年4月26日 05時00分 (4月26日 05時03分更新)
越井清一さん(左)から経営を引き継ぐ宮下ますみさん=七尾市能登島野崎町で

越井清一さん(左)から経営を引き継ぐ宮下ますみさん=七尾市能登島野崎町で

看護師の宮下さん就任

 七尾市能登島野崎町にあるウサギと触れ合える施設「うさぎの楽園バニファランドのとじま」の事業承継で、経営者に中能登町小田中の宮下ますみさん(47)が就任した。宮下さんは看護師として働き続けながら、施設も経営する「二足のわらじ」に挑む。「観光客だけでなく、地元の人にも愛される施設にしたい」。二十五日に就任式があり、決意を語った。 (稲垣達成)
 施設は、金沢市で一九九一年にウサギ専門店「バニーファミリー」を開店し、ウサギの繁殖研究などにも取り組む越井清一さん(72)が二〇一五年三月にオープン。金沢と行き来しながら施設経営を続けたが、高齢で体力的にも厳しくなった。「若い人に継いでほしい」と事業承継を決意した。
 個人の独立開業の仲介などを手掛けるアントレ(東京都港区)が昨年三月から、七尾街づくりセンター(今年三月末で事業終了)と連携して支援。アントレが運営する情報サイトで、七尾市の企業の引き継ぎ先を募集し、宮下さんが応募。経営者交代が実現した。
 宮下さんは二十年以上、看護師として働き、今も七尾市内の病院で勤務。施設経営を担うため、正社員からパートとなり勤務日数も減る。「正直、迷いもあった。現場はコロナ対応などで大変なのに、いいのか」。複雑な思いも抱いたが、心に決めた。「コロナ禍の今だからこそ、癒やしの場を提供したい」
 昨年八月から週一日、施設に通い、越井さんからウサギの抱き方や掃除の方法などを学んでいる。「ようやく上手にウサギを抱けるようになった」と宮下さん。越井さんは今後も、宮下さんの相談に乗ったり、アドバイスしたりする。「若い人の発想でより良くしてほしい」と期待を寄せる。

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