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教科書で見る巨匠の傑作 県立美術館、岸田劉生や藤田嗣治ら67点

2021年4月26日 05時00分 (4月26日 05時00分更新)
来館者の注目を集める「毛糸肩掛せる麗子肖像」=福井市の県立美術館で

来館者の注目を集める「毛糸肩掛せる麗子肖像」=福井市の県立美術館で

 ウッドワン美術館(広島県廿日市市)が所蔵する名画を紹介する特別企画展「永遠のアイドル・麗子にあいたい! 教科書で見る巨匠たち」が、五月三十日まで福井市の県立美術館で開かれている。岸田劉生の「毛糸肩掛(かたかけ)せる麗子肖像」(一九二〇年)のほか、明治から現代までの日本の絵画史を彩る作品が並ぶ。
 ウッドワン美術館は、木質総合建材メーカーのウッドワン(廿日市市)が収集してきた美術品約八百点を所蔵。黒田清輝、横山大観、東山魁夷らの傑作がそろい、このうち六十七点を展示してある。
 「毛糸肩掛せる〜」は油彩画だけで二十点以上ある麗子像のうち早い時期の作品で縦四十五センチ、横三十八センチ。後の麗子像は不気味な印象も伴う東洋的な美が追求されたのに対し、写実性が高いこの作品は純粋なかわいらしさがある。数え年で七つの麗子が野菊を持つあどけなさと、崇高さを感じさせる。
 藤田嗣治の「大地」(三四年)は南米の人々や風景を描いた幅九・六メートル、高さ二・四メートルの壁画で、その迫力が見る人を圧倒する。東京・銀座のコーヒー陳列所に描かれ、一時はブラジルに渡った幻の名作。パリでは繊細で美しい女性画で人気を集めた藤田...

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