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2021年8戦4勝 稲見萌寧の正確ショットの裏に天賦の才【女子ゴルフ】

2021年4月25日 19時22分

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最終日、4番でアプローチショットを放つ稲見萌寧

最終日、4番でアプローチショットを放つ稲見萌寧

◇25日 ゴルフ・フジサンケイレディス最終日(静岡県伊東市・川奈ホテルGC富士C)
 2021年8戦4勝。今の稲見萌寧は、手が付けられないほどに強い。
 この日の『モネ劇場』は1番のスーパーバーディーで幕を開けた。ティーショットはフェアウエー左のバンカーに。ほとんどの選手がボギーを覚悟する状況から、ピン左に乗せ、8メートルのスライスラインを沈めた。「前半9ホールは静かに少しずつスコアを上げていこうと思っていたけど…あのバーディーはすごく大きかったですね」と振り返る。2番でも2メートルを決めて連続バーディー発進。4番パー5では花道から35ヤードのアプローチを10センチに寄せて、あわやイーグルの3つめを決めた。
 稲見のバッグを担いだ奥嶋誠昭コーチ(41)が明かした。「彼女には、音楽で言うところの絶対音感のような距離感覚があるんですよ」。絶対距離感。これが稲見のショットメーカーたるゆえんだという。
 「私は全然感じてないです。でもコーチや先輩からよくそんなふうに言ってもらいます。確かにゴルフを始めたころからショットはベタピン、でもパットが苦手でした」。14番で1・5メートル、15番ボギーを挟んだが16番ではアプローチを1メートルに寄せてバーディー奪取。試合を決めた。
 今年は「パッティングの構えをちょっとボールから離れて立つようにした」という。奥嶋コーチによれば「クロスハンドで構える右肘が窮屈だったので、こぶし1つ分ぐらい脇をあけたらと言った。でもすぐには聞きませんでしたけど」。コーチとの話し合いでは「妥協したくないので、基本よくケンカしてます」という稲見は、大ゲンカから2、3週してその提案を受け入れたようだ。
 絶対距離感のショットに、動きやすく改善されたパッティングがマッチして、V量産態勢が出来上がった。ツアー史上3人目の月間3勝で、シーズン獲得賞金は1億円超え。「まだ8試合。今年は始まったばかり。来週からも一試合ごと、大切に一打に集中して、勝てるだけ勝ちたい。一番の目標は国内メジャータイトルです」。止まるつもりは毛頭ない。

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