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脱炭素、中小企業も本気です

2021年4月25日 05時00分 (4月25日 05時01分更新)
自動車部品製造の中小企業で脱炭素目標をいち早く掲げた協発工業の柿本浩社長=愛知県岡崎市で

自動車部品製造の中小企業で脱炭素目標をいち早く掲げた協発工業の柿本浩社長=愛知県岡崎市で

  • 自動車部品製造の中小企業で脱炭素目標をいち早く掲げた協発工業の柿本浩社長=愛知県岡崎市で
  • くず羽根などを処分する焼却炉。羽毛洗浄用に温水を作るために熱を再利用している=三重県明和町の河田フェザーで
 オンラインで22、23日に開かれた気候変動サミットは、各国首脳が温室効果ガスの削減目標を掲げ、取り組みの機運を高めた。菅義偉首相も排出量を2030年度までに13年度比で46%削減する新たな目標を表明。世界で脱炭素が勢いを増す中、中部地方の中小企業も時代に合わせた動きを始めている。 (中崎裕、清水悠莉子)

「選ばれる部品」へ生存戦略 岡崎

 ガシャン、ガシャン−。プレス機が絶え間なく金属部品を生み出していく。従業員約四十人の自動車部品メーカー「協発工業」(愛知県岡崎市)は今年一月、国内の中小企業では先駆けて、温室効果ガスの削減で「SBT(科学的根拠に基づく目標)」の認定を国際機関から受けた。
 三〇年の排出量を一八年比で半減と掲げた社長の柿本浩さん(54)は、その理由を「ひとつは生き残りのため」と語る。発注者から元請けに二酸化炭素(CO2)削減の要請が強まれば、調達段階での排出量も影響するため、下請けにも波及すると予想。SBTによって「排出量を把握していれば『ここから買っても大丈夫』となるはず」と話す。
 社有車が使ったガソリンや電気の使用量から排出量を算出し、大半は機械を動かす電気によると分...

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