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湖西の羽立工業 フィットネスブランド好調

2021年4月24日 05時00分 (4月24日 05時01分更新)
30〜40代女性の共感を集めている「リラクシングワーク」の商品=湖西市で

30〜40代女性の共感を集めている「リラクシングワーク」の商品=湖西市で

 健康・スポーツ用品製造の羽立工業(湖西市)が展開するフィットネスブランドが好調だ。「なりたい自分をあきらめない」というコンセプトが三十五歳前後の女性の共感を集め、立ち上げから四年で売上高の三割を占めるまでに成長。新型コロナウイルス禍に伴う巣ごもり需要も追い風になっている。 (中平雄大)
 同社はバドミントンのシャトル製造で創業し、現在はグラウンドゴルフやウオーキング用品を主力としている。介護予防のための高齢者向けの健康商品も展開する中で、より若い世代で美容を意識したニーズが高まっていることに着目。二〇一七年に三十〜四十代の女性に焦点を当てた健康商品ブランド「リラクシングワーク」を立ち上げた。
 スポーツ量販店を舞台に先行メーカーがひしめく本格的なフィットネス用品は避け、おなか回りを引き締めるストレッチボールや、首筋をマッサージするローラーといった雑貨店に置かれる分野に参入。商品自体では差別化を狙わず、コンセプトや売り方など「企画重視」の戦略を取った。
 健康に関心はあるものの仕事や子育てに追われて踏み出せない女性や、若いころに比べ心身の変化が起きやすい「ゆらぎ世代」の女性に寄り添うことを意識。女性社員を中心としたチームが「ワンピースが似合う、私」「薄着も、こわくない」などとキャッチコピーを考え、パッケージには使い方を説明する動画を見られるQRコードを付けた。
 戦略は当たり、ロフトや東急ハンズといった大手の雑貨店のほか、アパレルブランドの店舗にも商品が置かれるように。巣ごもり需要も手伝って昨年の売り上げは前年の二倍に伸びた。
 五月に発売する新商品の頭皮マッサージ用のステンレスローラー(千九百八十円)と、突起付きのボールで首を挟み込むリセットバー(同)は、いずれも同社で初めてデザインし、他社との差別化を図った。インターネット通販サイトでも購入できる。ウェルネス事業市場開発営業部の原田利枝次長は「今後も顧客起点の企画を追求して愛用される商品を目指す。暮らし方を発信する仕組みも考えていく」と意気込む。

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