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寄り添う医療 3人船出 穴水総合病院 期待の新人看護師

2021年4月22日 05時00分 (4月22日 05時03分更新)
「患者さんに寄り添いたい」と意気込む(左から)松本圭吾さん、平野綾香さん、蓮池望由さん=穴水町の穴水総合病院で

「患者さんに寄り添いたい」と意気込む(左から)松本圭吾さん、平野綾香さん、蓮池望由さん=穴水町の穴水総合病院で

実習不十分でも「地元に貢献したい」

 穴水町の穴水総合病院で今春、看護師として新たに三人が一歩を踏み出した。新型コロナウイルスの影響で実習が十分にできず、不安を抱えながらのスタートになった看護師もいるが、三人は「患者さんにとって身近に思ってもらえるような看護師になりたい」と意気込む。コロナ禍が長期化する中、最前線の病院の貴重な戦力として期待される。 (森本尚平)
 三人は、平野綾香さん(20)=白山市出身、松本圭吾さん(22)=内灘町出身、蓮池望由(みゆ)さん(22)=穴水町旭ケ丘出身。専門学校を卒業した平野さんは、祖母が曽祖母を介護する姿を中学生のころに見て「何か自分にも手伝えることはないか」と看護師の道を志した。「地域医療に興味がある。退院された後も継続して寄り添えるような看護師になりたい」と熱く話す。
 松本さん、蓮池さんは大学で看護の勉強に励んだが、昨年一年間はコロナの影響で現場での実習が十分にこなせなかった。全てオンラインの授業となり、松本さんは「実践的なことがほとんどできず、患者さんとじかに接する機会もなかった」と話す。「コロナ時代」の看護師として見られ、「こんなこともできないのか」と思われることに一抹の不安を感じている。
 一年間は業務の合間を縫って研修に励む。同病院の浦西広子総看護師長は「いつもより手厚くサポートをしていきたい」と話す。
 経験不足で覚えることも多く大変だが、松本さんは「気軽に話し掛けられるような、とにかく優しい看護師になりたい」と意気込む。身長は一八七センチと高く、高校時代にはバレーボールで国体への出場経験もある。「今も筋トレをしている」と話し、鍛え上げた肉体で患者のサポートをする。
 地元出身の蓮池さんは「なじみの方言なので患者の方ともしゃべりやすい」。患者と医療従事者の間に壁のない雰囲気を大切に「『あんたやから言われるげん』と相談してもらえるように。地元に少しでも貢献したい」とほほ笑む。

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