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名物洋服店が喫茶店に 大嶋さん「和みとなる店に」 福井・新栄テラス

2021年4月21日 05時00分 (4月21日 09時40分更新)
手作りのおはぎを手に、喫茶店のオープンを喜ぶ大嶋さん=福井市のあんカフェ大嶋で

手作りのおはぎを手に、喫茶店のオープンを喜ぶ大嶋さん=福井市のあんカフェ大嶋で


 コロナ禍で打撃を受け、常連客に惜しまれつつ三月に閉店した福井駅西口近くの新栄テラスにあった洋服店「ギャラリー大嶋」(福井市中央一)の元オーナー大嶋アサ子さん(74)=鯖江市水落町=が、店舗を改装して喫茶店「あんカフェ大嶋」をオープンさせた。大嶋さんは「お客さんにとっても自分にとっても和みとなるような店にしたい」と声を弾ませる。
 シャツやコート、スカートなどがぎっしりと掛かったラックは姿を消し、店内には木製テーブルと調理台、カウンターが設置された。試着室は取り払われてお座敷席に。ショーウインドーには洋服に代わり重箱に入ったおはぎが並び、使っていなかった二階部分はイートインスペースに生まれ変わった。
 三十一年間続いた洋服店を新型コロナの影響で閉店した大嶋さん。長期旅行に行こうと考えていたところ、店舗が入る建物の所有者から「喫茶店をやってみたら」と提案され、「すぐその気になって準備を始めた」。息つく暇もなく店舗の改装に取りかかり、今月十九日にあんカフェ大嶋をオープンさせた。過去にそば屋を経営した経験もあり、手続きも難なく進められた。
 商品は全て客の目の前で調理する。看板商品は手作りのおはぎ。あずきやきなこ、昆布など六種類がある。一個百五十円のお手頃価格で、初日は完売した。ぜんざいや抹茶パフェ、バタートーストなども。飲み物は東京から仕入れる無農薬のコーヒーや抹茶ラテ、ミカンをミキサーで搾って作るオレンジジュースなど、豊富に取りそろえる。
 開店早々に洋服店の常連客が立ち寄り、おはぎを楽しむ姿が見られた。大嶋さんは「男性も女性も、お子様連れも若者も、いろんな人に来てもらいたい」と笑顔で話し、コロナ禍で新たな一歩を踏み出した。
 平日は午前九時半から、土曜、日曜、祝日は午前十時半から。売り切れ次第閉店する。火曜、第二日曜定休。 (成田真美)

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