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「第4波明らか」 入院増、名古屋の医療機関に危機感

2021年4月21日 05時00分 (4月21日 05時01分更新)
 まん延防止等重点措置の対象区域になる名古屋市の医療機関では、入院患者数が増加傾向にある。名古屋大病院(昭和区)では、ここ一週間ほどは重症患者向け病床の約三割が埋まっている。三月下旬ごろは一割を切っていた。救急科医局長の山本尚範(たかのり)医師(42)は「四月に入って患者数が徐々に増えている。一、二週間もすればコロナ用の病床が全部埋まり、ほかの重症患者の診療に影響するかもしれない」と危ぶむ。
 四月中旬からは、患者の様相も変わりつつあるという。それまでは高血圧や糖尿病など基礎疾患がある七十〜八十代が多かったが、基礎疾患がない四十、五十代も症状が悪化し、入院するようになったと説明。肺炎の進行も早く、人工呼吸器を付けるタイミングが早くなったり、装着前から肺が硬くなり呼吸しづらくなる「線維化」を起こしていたりする患者もいる。
 山本医師は「比較的、若い人でもあっという間に重症化するのは、おそらく変異株の影響。明らかに名古屋にも第四波が来ており、大阪の例を見るとこれから厳しい闘いになる」と話す。 (出口有紀)
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