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古文書オンラインで解読  県文書館 市民参加プロジェクト  

2021年4月19日 05時00分 (4月19日 09時52分更新)

空き時間を利用して「みんなで翻刻」に参加する長野主任=福井市の県文書館で 

「みんなで翻刻」を通じて翻刻が始まった松平文庫の一つ「漂客談奇」=県文書館提供

 松平文庫 くずし字を現代字に

 県文書館(福井市)が運用するデジタルアーカイブが、国立歴史民俗博物館(千葉県)などが進める市民参加型プロジェクト「みんなで翻刻」と連携した。古文書を一字ずつ現代の文字にする「翻刻」の作業にオンラインで誰でも参加できるプロジェクトで、県文書館が管理する「松平文庫」十二点の翻刻が始まった。 (堂下佳鈴)
 みんなで翻刻は二〇一七(平成二十九)年一月に運用が始まり、現在までに五千人の市民が参加して六百万字以上のくずし字が解読されている。解読は、みんなで翻刻のホームページにアクセスし、オンラインで行う。人工知能(AI)によるくずし字の自動認識機能がついていて、解読が難しい場合はAIがいくつか候補を挙げてくれる。コミュニティー機能を利用して他の参加者から解読をサポートしてもらうこともできるため、くずし字に慣れていない初心者でも参加できる。
 県文書館が管理する松平文庫は江戸時代に福井藩で作成、使用された公文書や越前松平家に伝来した書籍など一万点以上の資料から構成されるコレクションで、翻刻されていない資料も多いという。
 自身も翻刻に参加している同館の長野栄俊主任は「全然敷居は高くなく、いろんな人が参加している。資料を広く提供することで新しいことが分かってくるかも」と期待した。参加するためにはグーグルかフェイスブック、ツイッターのいずれかのアカウントが必要。「みんなで翻刻」で検索。

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