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コロナ陰性でも介護拒否 滋賀の事業者「念のため」、国と県「提供を」

2021年4月19日 05時00分 (4月19日 05時00分更新)
フェースガードやマスクを着け、利用者の自宅で介護する職員=滋賀県内で(あうんケア提供)

フェースガードやマスクを着け、利用者の自宅で介護する職員=滋賀県内で(あうんケア提供)

 在宅で介護サービスを受ける高齢者が新型コロナウイルスの感染者と接触した後、PCR検査の結果が陰性だったにもかかわらず、サービスを受けられなくなるケースが出ている。厚生労働省の省令では、事業者は「正当な理由なくサービスを拒否することはできない」と規定。国と県は、感染対策を徹底した上でサービスを提供するよう求めているが、事業者は対応に苦慮している。(芳賀美幸)
 訪問介護などを行う滋賀県栗東市の「あうんケア」で一月下旬、職員一人の感染が判明した。保健所の調査で濃厚接触者とみなされる人はなく、念のため接触のあった利用者三人にPCR検査を実施。陰性だった利用者の一人は本来なら検査翌日から二週間ほど、別の施設でショートステイを利用する予定だったが、断られた。「あうんケア」が同市などに確認したところ、施設側が断った理由は「念のため」だった。結局、利用者の姉が介護を続けた。
 厚労省の省令で介護事業所は、人員態勢の限界やサービスの実施地域外といった「正当な理由」がない場合、サービスの提供を拒否できないとしている。
 ところが、一月に国の緊急事態宣言が発令されて以降、...

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