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ライブ&カフェ 今こそ 集いの場に 鶴来のショーホール改修▶▶「崖の上サーカス」開店へ

2021年4月19日 05時00分 (4月19日 05時02分更新)
感染拡大防止のアクリル板が天井からつるされたステージの前でポーズを取るノンシャンさん(左)とかわべれんさん=白山市鶴来日詰町で

感染拡大防止のアクリル板が天井からつるされたステージの前でポーズを取るノンシャンさん(左)とかわべれんさん=白山市鶴来日詰町で

県内歌手ら計画 感染対策も徹底

 新型コロナウイルス感染拡大の中でも人が集まれる場所をつくろうと、県内在住のシンガー・ソングライターらが中心となって、白山市鶴来日詰町にあるショーホールをコロナ対策を施した建物に改修している。名称は「崖の上サーカス」。ライブだけでなく、昼間はカフェとして営業する予定で、5月1日の開店を目指している。 (郷司駿成)
 会場に入ると、目に飛び込んでくる巨大なアクリル板。観客が飛沫(ひまつ)を浴びないよう、ステージの前に縦約一・三メートル、横約二メートルのものが天井からつるされている。その前には間隔を置いて約十五人分の座席が並ぶ。
 建物のオーナー水上真由美さん(56)によると、新型コロナ流行後、ライブの中止が相次いだ。「コロナ禍で直接、人と会う機会が減り、人とのつながりが薄くなっている」。そこで、コロナ禍の時代に合った建物に改修することを考案し、昨年七月末で建物を閉鎖した。改修には、普段から利用しているアーティストに協力を求めた。
 作業の中心を担ったシンガー・ソングライターのかわべれんさん(21)とノンシャンさんは「コロナ禍でもリアルに交流できる憩いの場をつくりたかった」と口をそろえる。二人が友人などに声をかけたことで、共感の輪が広がり、十人ほどの有志が集まった。
 昨年九月から作業を開始。三密を少しでも避けるため、会場にあったカウンターを取り外し、座席スペースを確保した。天井も二メートルほど上げ、換気扇を二つ取り付けた。昼間は仕事があるため、夜に集まって少しずつ作業を進めた。時には、日をまたいだこともあった。
 現在、作業はほぼ終了し、二人はこけら落としのライブに向けて準備の最中だ。かわべれんさんは、カフェの店長も兼任し、料理も考えている。
 店名に付けられたサーカスの語源には「輪」の意味がある。かわべれんさんは「近隣住民や観光客含め、老若男女が集まり、人との輪ができる場所になればいい」。自分たちの歌や料理で来場者が笑顔になる。その日を心待ちにしている。

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