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初優勝の19歳山下美夢有、インタビューで笑顔から突然の涙「たくさんの方々に支えられて…」【女子ゴルフ】

2021年4月18日 17時42分

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優勝インタビューで涙ぐむツアー初制覇の山下美夢有

優勝インタビューで涙ぐむツアー初制覇の山下美夢有

◇18日 ゴルフ・KKT杯バンテリンレディスオープン最終日(熊本県菊陽町・熊本空港CC)
 2打差4位からスタートした山下美夢有(19)=加賀電子=が強風の中7バーディー、1ボギーのベストスコア66をマーク。大会新記録の通算14アンダーまで伸ばして逆転でツアー初優勝を飾った。5打差の9アンダー2位に小祝さくら(23)=ニトリ=と古江彩佳(20)=富士通=が入り、アマチュアの竹田麗央(りお)=熊本国府高3年=は7アンダー4位。3週連続Vを狙った稲見萌寧(21)=都築電気=は4アンダー11位だった。
     ◇    ◇
 山下はほんの1年半前のプロテストでは、中学生かと見間違うほど、小さくてきゃしゃな体つきだった。その体もゴルフも、驚異のハイスピードで強く大きくなった。2打差から逆転、5打差圧勝でプロ初勝利だ。
 「優勝できるなんて思ってなかったんで、ただただプレーに集中しようとやっていた。3日間ショットがすごく安定していたし、風の計算もよくできて、リズムよくプレーすることができたと思います」と山下。身長はプロ合格時と同じ150センチ。しかし水を詰めたポリタンクを使っての荷重トレーニングやロープを使ったメニュー、思いきりの素振りを1日200回以上、さらに「吐くまで食べるつもりで」どんぶり飯をかき込み、プロテインを飲み、体重を4キロ増やし、ドライバー飛距離も20ヤード伸ばした。
 風に負けない重い球質も手に入れた。約300万円の弾道測定器(トラックマン)を購入「目標の3ヤード刻みまでは至ってませんが、5ヤード刻みで距離をコントロールできるようになった」という。
 その成果が、この日の7バーディー。うち3つはパー5で101ヤード以内をピンそばにつけて奪ったものだった。
 優勝インタビューの途中、笑顔から突然涙があふれた。「たくさんの方々に支えられて優勝することができたんで…それを思い出したら泣いてしまいました」。コーチでもある父・勝臣さん(46)、コースへの送迎など身の回りのことを頼ってきた母・有貴さん(44)、この1月には4日間の合宿も組んで技術とメンタルのアドバイスをこう中嶋常幸プロ…何人もの顔が山下の脳裏を駆け巡っていた。
 「来季シード権と1勝を目指してきた。達成できたので、また新たな目標を立てて進んでいきたいと思います」。松山英樹のマスターズVから6日後、熊本で山下がちょっと小さめのグリーンジャケットに身を包んだ。
 ▼山下美夢有(やました・みゆう) 2001(平成13)年8月2日生まれの19歳。大阪府寝屋川市出身。150センチ、54キロ。5歳でクラブを握り、17年関西高校選手権、19年関西女子アマ選手権で優勝。19年プロテストで一発合格し、笹生優花、西郷真央とともに史上初の高校生女子プロに。20年2月大阪桐蔭高を卒業、同7月アース・モンダミン杯でデビュー。今大会前までのシーズン賞金ランクは27位。

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