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<美濃飛騨スペシャル>(71)林業現場に無人機投入

2021年4月18日 05時00分 (4月18日 05時00分更新)
林業の機械化に向け、県が開いた実証実験。無人機のアームの先端に取り付けたドリルで、切り株を粉砕する作業が実演された=白川町で

林業の機械化に向け、県が開いた実証実験。無人機のアームの先端に取り付けたドリルで、切り株を粉砕する作業が実演された=白川町で

 林業の現場にリモコンで動く無人機を投入し、生産性をアップさせる試みに県が乗り出している。急斜面で地面に凹凸も多い作業環境のため、全国的に機械化の動きが鈍いという林業。県の担当者が「業界でも先行しすぎている」と表現する取り組みを追った。(渡辺大地)
 先月十一日、白川町の私有林で無人機の実証実験が開かれた。関係者二十人の視線の先には、悪路を物ともせず、リモコン操作で進む無人機があった。一見、ただの重機に見えるが、極太のワイヤで木などに固定されているため、七〇度の傾斜でも作業できる。
 もとは建設現場の高所作業用に開発された。県はこれを転用する形で、本体に取り付ける林業用アタッチメントを開発するなどした。作業の邪魔になる切り株をドリルで粉砕したり、苗木を植える穴を掘ったり、荷台で苗木を運んだりできる。実証実験では、これとは別に国内メーカーが開発中のリモコン草刈り機も実演された。
 開発は林業者からの要望を聞き取り、県森林文化アカデミー森林技術開発・支援センター(美濃市)が白川町内の建設会社に委託。労働生産性を人力と比較したセンターの概算では、植林で二・一倍、下刈りで一・五倍ほど作業効率が高まっ...

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