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「世界で戦える」難技挑み寺本明日香が代表争い圏内死守 【全日本体操個人選手権】

2021年4月17日 20時55分

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女子個人総合で6位となった寺本明日香の跳馬=高崎アリーナで(代表撮影)

女子個人総合で6位となった寺本明日香の跳馬=高崎アリーナで(代表撮影)

◇17日 全日本体操個人選手権(群馬県高崎市・高崎アリーナ)
 大会3日目は女子決勝があり、アキレス腱(けん)断裂を経て3大会連続の五輪を目指す寺本明日香(25)=ミキハウス=は予選と合わせ107・162点で6位。団体戦の代表4人が決まるNHK杯(5月15、16日)へ望みをつなげた。優勝は112・564点の村上茉愛(24)=日体クラブ=だった。
 1種目目の跳馬「チュソビチナ」(前転跳び前方伸身宙返り1回半ひねり)に全神経を集中していた。技の難度を示すDスコアは5.8で出場選手中最も高く、寺本が「世界で戦える技」と語るこだわりの難技。着地は乱れたが、転倒寸前で踏ん張った。
 「とにかくチュソビチナで立つことを目標にしていた。それは達成できた」。段違い平行棒で落下するミスもあり、予選4位から順位は落としたが、代表争い圏内は死守した。跳馬で刻んだ14・366の高スコアが、結果的に命綱になった。
 昨年2月に左アキレス腱を断裂。絶望視された東京五輪は1年延期で可能性が膨らんだものの、復帰ロードは険しかった。12月の全日本個人総合では13位。「アキレス腱を切ったことで走りが弱くなっていた。跳馬では高さが出ず、立てない。もういいかなとも思った」
 折れそうな心を支えたのは、東京五輪への思い。「ここで諦めたら絶対に後悔する」。好調時の動画を見直すなどして跳馬の感覚を取り戻し、滑り込みで今大会に間に合わせた。
 団体戦代表は今大会の得点が持ち越されるNHK杯の上位3人に、強化本部長推薦などによる1人を加え、計4人が選出される。目安となる4位と寺本との差は現時点で1・336。逆転は可能だ。寺本は「今日はミスもあったが許容範囲。NHK杯でどれだけ修正できるかが勝負」。経験の全てを次戦に注ぐ。

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