本文へ移動

がん検診受診3割減 コロナ影響、未発見2100人恐れ 

2021年4月17日 16時00分 (4月17日 16時00分更新)
 二〇二〇年に胃や大腸などのがん検診を受けた人が前年より約三割減ったことが、日本対がん協会(東京都中央区)への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う検診の中止や、市民の受診控えが原因とみられる。調査した同協会は最大二千百人程度が、がんを発見されなかった恐れがあるとして、早期受診を呼び掛けている。
 協会は今年二〜三月、市区町村のがん検診を受託する全国四十二支部に二〇年の受診者数などを尋ね、三十二支部から回答を得た。その結果、胃、肺、大腸、乳、子宮頸(けい)のがん検診を受けた人は延べ三百九十四万一千四百九十一人で、一九年の同五百六十七万七百九十六人より約30・5%減っていた。一八年と比べると約32・2%の減少になった。
 特に、最初の緊急事態宣言が発令された昨年四月の受診者は、一九年同月比で約85%減った。五月は同93%減で、宣言解除後に受診者数は増え始め、十月には一八、一九年の水準に戻った。
 減少幅やそれぞれのがんの発見率から推計すると、二〇年はがん未発見の人が千〜二千百人程度いる恐れがあることが分かった。これらのがんは検診以外に、別の疾患を治療中に偶然見つかることも多く、新型...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

PR情報