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トリュフ栽培、目指せ国内初 美濃の県森林研究所

2021年4月17日 05時00分 (4月17日 05時02分更新)
石灰をまいた土地に植えた苗木の根にはトリュフの菌が入り、菌根がみられる=県森林研究所提供

石灰をまいた土地に植えた苗木の根にはトリュフの菌が入り、菌根がみられる=県森林研究所提供

 世界三大珍味の一つ、トリュフの栽培に向けた研究が美濃市の県森林研究所で進んでいる。成功には越えるべき課題は多いが、担当の研究員、水谷和人さん(60)は「香り高いトリュフを多くの人に届けたい」と意気込む。 (森健人)
 研究所内の一角に、高さ四メートルほどのコナラ(ブナ科)が植わっている。二〇一六年四月と七月、水谷さんらが黒トリュフと白トリュフの胞子を根に付けて植えた木だ。研究が成功すれば、その根近くの地中からトリュフが発生する。
 研究は一五年から国の森林総合研究所(茨城県つくば市)などとともに始めた。
 水谷さんによると、野生のトリュフは胞子が発芽した糸状の菌がブナ科などの木の根に入り、「菌根(きんこん)」という膨らみを作る。菌根は木の根から栄養をもらいながら共生し、地中に糸状の菌を増殖させる。「詳しいことは分かっていないが、菌の量の増殖などでトリュフが地中に発生するのではないか」と解説する。
 研究所のコナラは野生よりもトリュフが発生しやすい環境を目指す。例えば、土に石灰をまいてトリュフの好むアルカリ性の土壌にする。研究ではまいた土壌と、何もしていない土壌にコナラを植えて比較している。
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